革(レザー)素材の違いを確認してみましょう。
革(レザー)素材が好きな方は多いですが、ひとくくりにレザーといってもその種類は複数存在します。何も知らずに購入するとなんかイメージと違った。手入れがこんなにめんどくさいとは!など後で後悔することになります。 そんなことにならないように、このページでレザーの種類を理解し、それぞれのメリット・デメリット、そしてお手入れ方法について確認しましょう。
レザーの種類
ベッドやソファに使われる革製品は大きく分けて本革と合成皮革の2種類があります。
まず少なくとも通販サイトにおいて一般的にレザーといわれているものは合成皮革のことを指し、本革のことを指しません。本革を使っている商品であれば必ず「本革」と記載があるかと思います。ないものはレザー=合成皮革と考えてよいでしょう。
◆本革:牛や豚、馬などの皮のなめしを終えた革を指します。
◆合成皮革(レザー)は天然の布地をベースに、合成樹脂を上につけたものです。
さらに合成皮革の種類は大きく分けて2種類あります。PUレザーと呼ばれるポリウレタン樹脂性と、PCレザーと呼ばれる塩化ビニル樹脂性です。
次にそれぞれをさらに細かく見ていきましょう。
PVCレザー(ポリ塩化ビニールレザー)
PCVレザーの大きなメリットは耐久性が高く汚れに強いところです。お手入れも非常に簡単で、ちょっとした汚れなどは軽い水拭きで簡単に落とせます。更に汚れが気になる場合は中性洗剤等をつかって汚れを取ることもできます。
PVCレザーは比較的安価で気軽に購入できるメリットはありますが通気性や弾力性、柔軟性があまりよくなく、長期間の仕様により、表面が硬くなり経年劣化で割れて行きます。
長持ちさせるには「直射日光に当てない」「油分や水分が付いたらすぐに拭き取る」等、きれいな状態を保つことがポイントです。
PUレザー(ポリウレタンレザー)
PUレザーは素材が柔らかく本革に近い質感となっています。疑似本革としては質が良く価格もやや高めの設定となっています。通気性や撥水性もPCVレザーと比較して良くなっています。またメンテナンスも簡単です。(乾拭きで行います。)
PUレザーはPVCよりも劣化はしにくいですが本革と比べると耐久性が落ちます。また水分との化学反応で表面がボロボロになることもあります。PUレザーの中にはこの欠点を解消すべく品質を高めたAPUレザーといわれるものもあり、より劣化しにくく伸縮性に富んだ素材となっています。(その分価格は上がります。)
PVCレザー、PUレザーの合成皮革の素材は購入後から劣化が始まります。寿命はきちんとメンテナンスされた本革と比べて短かくなっています。これは、使い続ければ味が出てくる本革との大きな違いです。
本革
本革素材のメリットは、きちんとメンテナンスすれば長年使用することができ、使えば使うほど味が出てくる点にあります。 こまめにメンテナンスをすれば10年以上使えるでしょう。 通気性もよく湿気の多い日本でも快適にお使いいただけます。
本革のデメリットは、やはりメンテナンスが面倒なところにあります。定期的にメンテナンスを行わないと早いうちから痛み始めます。埃をとったり、そのレザーに合ったクリームも塗るなどすると長持ちさせることができます。また本革製品は合成皮革の商品と比べて価格が高くなっています。(長く使うことができれば年毎の費用は安く済む場合もあります。)また中には本革独特のにおいが気になるという方もいらっしゃいます。せっかくの高級素材の商品を選ばれる場合はよく特徴を理解して購入しましょう。
レザーの選び方まとめ
人により価値観は異なりますのでどのタイプの革(レザー)が良いかは一概には言えません。
選択の参考になるように下記のようにまとめましたので参考にしていただければと思います。
・PVCレザーがおすすめの方:できるだけ初期コストを抑えたい方。まめなメンテナンスが苦手な方。
・PUレザーがおすすめの方:本革までの予算は出せないけどなるべく良い素材のものを求めている方。
・本革がおすすめの方:メンテナンス作業が苦にならない方。コストが高くても気にならない方。
当店では価格品質のバランスからAPUレザーの商品をおすすめしています。
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